使用事例2025年05月01日

4 月 28 日は「労働安全衛生世界デー」アシストスーツが支える新しい働き方

■4 月 28 日「労働安全衛生世界デー」を前に、腰痛対策の取り組みに注目

4 月 28 日は、国際労働機関(ILO)が定める「労働安全衛生世界デー」。“働く人の安全と健康”への関心が高まるこの時期、製造業の現場で深刻な課題となっている腰痛リスクへの対策として、導入から約半年が経過したアシストスーツの活用事例のご紹介です。
アシストスーツを製造・販売する株式会社イノフィス(東京都八王子市、代表取締役社⾧:乙川 直隆)は、食品メーカー・ソントン食品株式会社の工場に、「マッスルスーツ Soft-Power」を 2024 年 8 月に納品しました。

同製品は、かつて他社アシストスーツの導入を断念した現場で再評価され、使用後には「腰の負担が軽減された」「朝の疲労感が違う」といった実感の声が相次いでいます。労働安全衛生への関心が高まる中、製造業の現場で取り組まれている実践例のひとつです。

■製造業で最も多い労働災害、その多くが腰痛や負担のかかる動作によるものと判明

厚生労働省が昨年公表した「令和 5 年の労働災害発生状況(※)」によると、製造業全体の休業4 日以上の死傷者数は 27,194 人にのぼり、業種別で最多となっています。中でも、「動作の反動・無理な動作」による腰痛などが事故の型別としては第二位となっており、重い荷物の持ち運びや⾧時間の負担が、現場の安全性を脅かしていることが明らかになりました。特に食品工場では、⾧時間の立ち仕事、重量物の運搬、中腰や屈伸動作の繰り返し、冷凍・冷蔵環境での作業が多く、従業員の身体的負担が蓄積しやすい環境にあります。加えて、多品種小ロット生産の場合は作業の入れ替え頻度が高く、機械による自動化が難しいため、作業員の手作業への依存が続いています。これにより、労働環境の厳しさから従業員の定着率が低下し、人材不足の要因にもなっているのが現状です。

 

※厚生労働省「令和5年の労働災害発生状況を公表https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40395.html

 

■現場の声:ソントン食品株式会社様が評価した理由とは

<お話をお伺いした方>
経営企画室⾧ 常務取締役 執行役員 石川大輔 様
生産本部⾧ 取締役 執行役員 上田義宗 様

※写真(左から):生産本部⾧ 上田様、経営企画室⾧ 石川様

<コメント>以前から、20~30kg の原材料や副資材の荷下ろし作業などは、従業員の身体に大きな負担をかけていました。そのため、腰痛に悩まされる従業員も多く、それが原因で欠勤や退職に至るケースもありました。従業員からも、身体的なつらさに関する声が寄せられており、経営課題として早急な対策が必要だと考えていました。 そこで、重量物を減らす、バルクにするなどの対策を講じてきましたが、多品種小ロット生産のため、十分な効果が得られませんでした。また、他社のアシストスーツも試しましたが、装着が難しく、作業の邪魔に なるという理由で現場から不評で、断念しておりました。しかし、イノフィス社のアシストスーツは着用に関して「最初もたつくが、慣れてくると容易である」といった意見や「中腰での腰への負担が軽減され、使用時間が⾧くなるほど負担軽減を実感できた」「荷揚げ作業中の息切れが減り、朝起きた時の疲労感が少なくなった」といった効果を実感する声が聞かれました。今後は、他工場でも試験導入を行い、将来的には、全工場に導入し、従業員の身体的な負担軽減をさらに進め、より働きやすい環境を実現したいと考えています。さらには従業員のモチベーション向上や定着率向上にもつながると期待しています。

■マッスルスーツ Soft-Power (ソフトパワー)

電気不要。屋内外問わず、様々な作業シーンで活躍する、サポータータイプのマッスルスーツです。マッスルスーツシリーズで培った人工筋肉のアシスト技術をサポーターの背面部に組み込むことで、サポータータイプでは最強クラス※1の補助力を実現。腰の負担を 35%※2 軽減します。製造・物流倉庫での持ち上げ・持ち運び作業や、介護現場でのつらい姿勢維持、農作業の前傾姿勢など腰に負担のかかる作業で効果を発揮します。

製品名:マッスルスーツ Soft-Power®|

メーカー希望小売価格:59,400 円(税込)

サイズ:1サイズ(適用身⾧:150 ㎝~190 ㎝、ウエストサイズ:フリー)

ブランドサイト:https://musclesuit.co.jp/soft_power/

※1 当社比 ※2 当社実証実験により
○「マッスルスーツ」は株式会社イノフィスの登録商標です。
〇 下図は当社販売商品ラインナップです。