News2024年11月22日

名古屋鉄道㈱、社員の負担軽減と安全性向上を目的にアシストスーツ2種類を試験導入。

東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィス(東京都八王子市、代表取締役社長:乙川 直隆)は、名古屋鉄道株式会社(愛知県名古屋市、代表取締役社長:髙﨑 裕樹)に対して、2 種類のアシストスーツを試験導入しました。名古屋鉄道は、愛知・岐⾩両県下に444.2km におよぶ鉄軌道路線網を展開し、1日あたり約100 万⼈の輸送を担っています。今回試験導入されるのは、補助力はそのままに当社史上最安値で販売する「マッスルスーツ Soft-Power EASYLIFT(ソフトパワーイージーリフト)」と、フルハーネス安全帯に取り付けて使用する当社初の高所作業向け「マッスルスーツ HARNESS PLUS(ハーネスプラス)」です。これら2 種類のアシストスーツは、鉄道車両の上部に設置されているパンダグラフの日常検査において、作業の身体的負担を削減することを目的として導入され、作業の効率と安全性向上に貢献します。今回の試験導入による機能性の実地テストの結果を踏まえ、今後本格導入が予定されており、作業員の快適な作業環境づくりを通じて鉄道旅客の安全な移動を支えます。

■安定運行のための日々のメンテナンス業務

パンタグラフは車両の上部に設置されており架線と接触することで電力を取り込む装置で、この電力でモーターが動き電車が走行します。名古屋鉄道では約1,000 両の車両を保有し、週に1 回安全点検を行っています。パンタグラフの点検作業は、フルハーネス安全帯を付け車両に上り長時間中腰姿勢のまま行うため、身体的に非常に負担のかかる作業です。作業員の平均年齢が高いことから、アシストスーツのような身体的負担を軽減するアイテムによって快適な職場環境を整えることが求められています。

■ 名古屋鉄道株式会社コメント

(鉄道事業本部 車両部 車両課長 伊室 英生様)
従業員にとって働きやすい環境を整えることの重要性は年々増しており、身体的負担の軽減はその一つです。
「中腰の姿勢が辛い」という作業員の声に対し、これまで対応に苦慮しておりましたが、新しい技術の導入により解決に繋がることを期待しています。

■名古屋鉄道株式会社様導入製品

■マッスルスーツSoft-Power EASY-LIFT(ソフトパワーイージーリフト)※10 月21 日新発売

農作業や建設業、運送業など日々腰の負担の大きな作業をしている方々に向け、しっかりしたアシスト力と、作業の邪魔をしない衣服のような身軽さはそのままに、個⼈でも導入しやすい手頃な価格を実現したエントリーモデルです。腰部の負担を33%軽減し、本体重量も310g で軽く動きやすいのが特徴です。また装着も簡単で、洗濯可能で取扱いが簡単なことも魅力の一つです。・メーカー希望小売価格:22,000 円(税込)・サイズ:1サイズ(適応身長150~200cm)・ブランドサイト:https://musclesuit.co.jp/easy_lift/ 

■マッスルスーツHARNESS PLUS(ハーネスプラス)※10 月21 日新発売

フルハーネス安全帯に取り付けて使用する、高所作業向けアシストスーツです。配筋工事などの長時間の中腰作業や、建設資材運搬時などの腰の負担を軽減します。フルハーネスで国内シェアトップの藤井電工株式会社による安全落下試験を行い、同社製フルハーネス(X 型)の規格に適合していることが確認されています。藤井電工社製ツヨロンフルハーネスX 型に適合しており、本体重量210g で軽く、さらに簡単装着、洗濯可能で取扱いが簡単なことが特徴です。・メーカー希望小売価格:15,950 円(税込) ・サイズ:1サイズ(適応身長150~200cm)・ブランドサイト:https://musclesuit.co.jp/harness_plus/

■ イノフィスの沿革と製品展開

2014 年に「腰補助用マッスルスーツ」の販売を始めて以来、「機能はそのまま、より軽量に、より低価格に」をモットーに、市場やユーザーのニーズから即座に製品化につなげたことで、販売数を伸長させて参りました。特に昨年2023 年には、シリーズ最強の補助力※1 を誇る外骨格型アシストスーツ「マッスルスーツExo-Power(エクソパワー)」、弊社初となるサポータータイプの「マッスルスーツSoft-Light(ソフトライト)」、⼈工筋肉の技術をサポータータイプに組み込んだ「マッスルスーツSoft-Power(ソフトパワー)」を立て続けに発売しました。その中でも「マッスルスーツSoft-Power」は高いアシスト力と衣服のような着心地が評価され、大手企業から官公庁にいたるまで、幅広い業種企業に導入が急速に進んでおります。新製品2 種を加えると、現在では8 種類のモデルを展開し、現場のニーズに応じた提案を行っています。※1 自社調べ

■当社製品のラインナップ