使用事例2024年07月11日

ニラ、アスパラガスの名産地、山形県最上町へマッスルスーツ40台導入

ニラ、アスパラガスの一大産地、山形県最上町の黒沢地区に、サポータータイプでは最強クラス※1の補助力で、腰の負担を35%軽減する※2アシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power®」を40台納品しました。アシストスーツは、農作業時の中腰姿勢やコンテナ運搬時の身体的負担軽減、営農継続に貢献いたします。

■ 全国へ合計550トン超を出荷するアスパラガス、ニラをアシストスーツで支援

2004年に産地化に向けて栽培を始めて以降、現在では山形県内一の生産量を誇り、出荷量も400トンを超えるほど急成長中の最上町のアスパラガス。また、主力ブランド「達者de菜」を全国に約176トン出荷するニラも主要産業です。しかしながら常に付きまとうのは、農業従事者減少による担い手不足です。農業の倒産は2年連続で最多を更新し、基幹的農業従事者数人口は2005年時点では224.1万人いたところ、2023年の推概数値では約半分の116.4万人まで減少しています※3。

さらに、山形県の耕地面積や総農家数の約6割を、中山間地域(山間地やその周りの地域、その他地理的条件が悪く、農業をするのに不利な地域)が占めており、平地等に比べ高齢化や人口減少が進行。人材の問題だけではなく、急傾斜かつ長大で、草刈り機などの大型機械が入れない場所もあり、まだまだ人の手で収穫をしている農家も多く存在しています。営農を維持するにも、身体的負担感を軽減するアシストスーツのようなツール導入が急務です。

※3 農林水産省 農業労働力に関する統計(https://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/data/08.html)

■ 山形県最上町黒沢集落協定※4 様からのコメント

山形県最上町黒沢地区は、ニラ、アスパラガスの生産が盛んなエリアです。農業機械導入にかかるコストの高騰や農業用施設の損害(水路など)、農作業に起因する腰の怪我などで営農を断念する方もおり、産地維持の取組が急務です。これまでは中山間地域等直接支払交付金事業※5を活用して農業機械などを導入し生産者に貸出し、経営面で営農支援を行ってきましたが、今年度からは、生産者の身体的負荷軽減の取組を進めることを決め、アシストスーツ導入を進めました。中腰姿勢の負担を軽減できるしっかりとした補助力はもちろんのこと、連続作業や軽トラック、農業機械に乗ることも想定し、装着した状態で運転ができる利便性や動きやすさ、着脱のしやすさも重視して「マッスルスーツ Soft-Power®」を導入することといたしました。

他製品と比べ電力不使用で価格面での導入ハードルも低く、使用している生産者の方からは「中腰姿勢が楽になって助かっている」、「腰の負担軽減を実感できる」といった好評の声が出ています。作業中の腰の負担軽減を実感してもらい、怪我が原因で営農を断念する方を減らし、営農継続の一助に繋がることを期待しています。

※4 農業の生産条件が不利な地域における農業生産活動を継続するための国の支援制度「中山間地域等直接支払制度」を進めるために発足した組織です。

※5農業⽣産条件の不利な中⼭間地域等において、集落等を単位に、農⽤地を維持・管理していくための取決め(協定)を締結し、それにしたがって農業⽣産活動等を⾏う場合に、⾯積に応じて⼀定額を交付する補助事業です。

 

プレスリリースはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000041785.html

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