使用事例2024年07月03日

ビー・エム・ダブリュー東京株式会社にマッスルスーツ6台を導入

2023年8月に、ビー・エム・ダブリュー株式会社(BMW Japan Corp.) の正規ディーラーであるビー・エム・ダブリュー東京株式会社に、シリーズ最大補助力※1をもつ外骨格型アシストスーツ「マッスルスーツExo-Power(R)」を3台、「マッスルスーツGS-Back(R)」を3台納品しました。アシストスーツは3店舗へ配備され、整備工場での作業時の身体的負担軽減に貢献いたします。

マッスルスーツを装着してタイヤ運搬

■ SUV比率30%超え!人気の裏で「30kg超の大型部品による腰痛課題」増加

ハイブリット車や電気自動車、衝突被害軽減ブレーキ等の先進安全技術をはじめ、モビリティ産業はすさまじい勢いで技術発展しています。その中で自動車整備士は、急発展する技術知識はもちろんのこと、一方では古い車両の修理知識まで、高度で多様な知識や経験を必要とする、人命にかかわる重要な職業です。ですが、少子化、自動車整備士になる若者の減少、体力仕事であるがゆえの、膝や腰の故障による離職が相まって、自動車整備業の有効求人倍率は 4.55 と、深刻な人材不足課題をはらんでいます。※2
また、登録乗用車に占めるSUV車割合は30.4%、ミニバンの32.5%に迫る勢いです※3。車両が大型化することによりバッテリーやタイヤなどの部品も大型化しています。例えばバッテリーは一番重いものだと30kg、ホイールも1本15~20kg、タイヤが着くと25kgくらいあり、持ち上げや棚入れ作業が大きな負担となっています。このままSUV比率が上がると、さらなる腰への負担は避けられない現状にあり、整備現場におけるアシストスーツでの身体的負担感軽減は喫緊の課題であると当社は考えます。

※2:令和5年 国土交通書資料より( https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001597723.pdf
※3:一般社団法人日本自動車会議所調べ ( https://www.aba-j.or.jp/info/industry/16815/ )

■ 導入先企業からのコメント(アフターセールス本部長 西山様)

スタッフからの要望により、数年前に一度アシストスーツを検討したことはありましたが、当時は高価なものしか選択肢が無く、導入に至りませんでした。以前に比べてリーズナブルになっていることと、人材難や部品価格高騰による効率化対策など、当初から課題もますますシビアになり、自動車パーツの整備業務で導入を決定いたしました。
自動車の大型化に伴ってバッテリーやタイヤホイールなども比例して大型化している中、年々スタッフの確保も難しくなり、少子高齢化や、定年年齢の引き上げに伴い、スタッフの高齢化が深刻化しています。3工場で月に約3,000台の整備を実施しており、採用はできないが効率は上げなければならない状況にあり、アシストスーツなどのツールを用いての従業員保護や作業効率化は、必要不可欠な投資と言えるでしょう。
スタッフからは非常に役立っているという声が多く、特に年配のスタッフから好評です。若いスタッフも、もしもの備えがあることでの安心感につながっていると聞いています。今後も適切なツールを導入し、効率化とスタッフの働きやすい職場環境づくりを進めていく方針です。

 

プレスリリースはこちらをご覧ください:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000041785.html

マッスルスーツシリーズについてはこちら:https://lp.musclesuit.co.jp/