News2022年01月21日

マッスルスーツ®を活用したリハビリ方法を、メグラス社と共同実証

イノフィスは、介護施設等を運営する株式会社メグラス(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:飛田拓哉)と、「マッスルスーツEvery(エブリィ)」を活用した介護施設内でのリハビリテーション方法に関する共同実証を行いました。

 

  • 共同実証の背景

新型コロナウイルス感染症の拡大により、メグラス社が運営する介護施設内でも外出禁止や面会制限、マッサージなど訪問系のサービスの停止が余儀なくされ、ご入居者の活動範囲が大幅に限られました。それによりADL(日常生活動作)低下事例が多く見られ、リハビリテーションの重要性を改めて実感させられるきっかけとなりました。
介護施設において、ご入居者のADL向上にむけたリハビリテーションを行うのは、主に理学療法士・作業療法士です。しかしながら、今後想定される介護サービス受給者の急激な増加に、介護現場において理学療法士・作業療法士のリソース不足によりリハビリテーションが満足に実施できず、ご入居者のADL低下に繋がることが懸念されます。したがって、これからの介護施設においては、ご入居者のリハビリテーションをいかに自動化・仕組み化していくかが重要となります。
そこでメグラス社と連携し、マッスルスーツEveryが重いものを持ち上げるために本来発動する空気圧をトレーニングの負荷として逆手に活用することで、理学療法士・作業療法士を介さずともリハビリテーションが実施できる環境の構築を目指し、マッスルスーツEveryを用いたリハビリテーション方法について、共同実証を行うことになりました。

 

  • 手軽で効果的な、新リハビリ法としての提案

今回の実証評価を通して、対象であるご入居者全員の下股機能向上ができたことに加え、以下のような成果がみられました。
・身体機能が徐々に改善することによる、生活に対するモチベーションの向上
・評価の結果データを意識し記憶しようとすることによる、認知機能の向上
・運動をすることによる、不眠の改善

メグラス社との共同実証を通して、イノフィスは、マッスルスーツEveryをリハビリテーションに活用するという新たな可能性を見出すことができました。本結果を今後の適用範囲の拡大に生かしてまいります。

 

プレスリリースはこちら
(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000041785.html
(イノフィス)

8c49a870b113e918657322d931df6081.pdf